申請者はニューロンの形態解析を得意とし、高次視床核について多数の論文発表を行ってきた。これが評価され、ハンガリー視床研究室のAcsady教授と共同研究を行うこととなり、現在も継続中である。本国際共同研究では、痛みを抑制する可能性があるVM→帯状野/眼窩野への投射について、Acsady教授と共同研究を行う。申請者のウイルスを用いたニューロン標識技術とハンガリー視床研究室の行動解析/電気生理学的解析の技術を組み合わせることで、国際共同研究を遂行し、世界に先駆けて痛み認知における高次視床核の機能を提唱する。本国際共同研究を終了後も継続して共同研究を行い、視床研究の国際共同研究拠点を構築する。
|