研究課題/領域番号 |
19KT0014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
高倉 成男 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(客員研究員) (00440165)
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研究分担者 |
廣政 幸生 明治大学, 農学部, 専任教授 (00173295)
木村 純子 法政大学, 経営学部, 教授 (00342204)
中山 一郎 北海道大学, 法学研究科, 教授 (10402140)
澤田 悠紀 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (10773236)
金子 敏哉 明治大学, 法学部, 専任教授 (20548250)
夏井 高人 明治大学, 法学部, 専任教授 (30298038)
中山 信弘 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (40009816)
山内 勇 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任准教授 (40548286)
武生 昌士 法政大学, 法学部, 教授 (40709333)
渕 麻依子 神奈川大学, 法学部, 准教授 (50771713)
斎藤 輝夫 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (60726256)
今村 哲也 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任教授 (70398931)
潮海 久雄 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (80304567)
田上 麻衣子 専修大学, 法学部, 教授 (80408020)
前田 健 神戸大学, 法学研究科, 教授 (80456095)
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研究期間 (年度) |
2019-07-17 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 農業と知的財産 / 種苗法 / 遺伝資源 / 特許 / バイオテクノロジー / 農業 / 生物多様性条約 / 知的財産 / 利益配分 / 地理的表示 / イノベーション / SDGs |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「農業知財システム」(法制・運用・人材育成等の多面的な側面を含む社会システム)の構築に係る基礎研究及び政策提言等を行うことを目的とし、この目的を達成するため、知財法学・農学・経営学・経済学等多様な分野の研究者18名が協力し、また海外の研究者や機関とも連携し、①農資源に係る知財法制、②知財活用型の農業経営、③農業知財分野の「国際協調」の観点から、アグリ技術、地域ブランド、遺伝資源を横断する総合研究を遂行するものである。なお、ここで「国際協調」の語は、各国の法制・運用の国際調和に係る協力のみならず、新興国の法制度整備支援、模倣品対策に関する二国間・多国間の交渉等も広く含んでいる。
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研究実績の概要 |
本年度の研究内容としては、特に地理的表示に関して2023年6月に神戸牛、万願寺甘とう、灘五郷等の視察ヒアリングを行い、地理的表示・地域ブランドの実体と法的規制の在り方についての有益な意見交換を行うことができたその成果は、木村純子・高倉成男・今村哲也(2023)「テリトーリオ・マネジメントによる内発的発展:中山間地の地理的表示(GI)生産地の事例」『法政大学イノベーション・マネジメント研究センター・ワーキングペーパー』256, 1-17として発表された。 さらに7月には今村哲也が海外の共同研究者とともに国際学会であるATRIPにおいて知的財産保護と農業のイノベーションに関する報告を行った。さらに、7月25日に、台灣智慧財産權法學會、國立成功大學民事法律研究中心の主催によるセミナーにおいて、商標、地理的表示と日本の農業産品の保護の現状、日本の種苗法の改正状況について報告を行うととに、台湾における育成者権の侵害事例に関して、現地の農家や種苗センターを訪問し、現地視察を行った。これらの成果について、今村は、日本知財学会の研究発表会、第二東京弁護士会の知的財産権法研究会でも、研究報告を行った。また木村純子は、テリトーリオに関する業績を多数公表した。 また遺伝資源の保護に関して田上麻依子による研究成果の公表とともに、2023年8月24日(木)にバイオインダストリー協会との共催により、オンラインシンポジウム「遺伝資源のデジタル配列情報へのアクセスと利益配分のあり方 ― イノベーションの推進と生物多様性の保全の両立のために ―」を開催し、社会への情報発信を行った。同シンポジウムにおいてて高倉成男は「産業振興のための特許制度とDSI」とのテーマで報告を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
遺伝資源の保護について、シンポジウム「遺伝資源のデジタル配列情報へのアクセスと利益配分のあり方」の開催によって研究成果を社会に還元する等の大きな成果があったものの、海外調査等の関係で2024年度への再々延長を行った。
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今後の研究の推進方策 |
最終的な研究成果の取りまとめと成果の発表を進める。
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