研究課題/領域番号 |
19KT0038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
西辻 光希 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, スタッフサイエンティスト (60770823)
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研究分担者 |
高木 俊幸 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (00814526)
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研究期間 (年度) |
2019-07-17 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | モズク / 共生バクテリア / モズク類 / 地球温暖化 / オキナワモズク / フトモズク / イシモズク / 褐藻 / 育種 / ゲノム / 海藻育種 / バクテリア |
研究開始時の研究の概要 |
近年、海藻類の需要は増大している一方で地球温暖化による生育不順などの影響により生産量は安定しておらず、花が咲かない海藻類では品種改良が進んでいない。海藻の生育には微生物の共在が必須であり、陸上植物では共生微生物の種類に応じて植物の性質が変化することが知られている。そこで本研究では意休温暖温暖化に対応できる海藻類の作出することを目的として、ゲノム科学的視点から海藻類と微生物の相互関係の解明に迫る。そのためのモデル海藻として、2種のゲノムが解読されている褐藻モズク類を用いる。高温耐性を持つモズク新品種改良法を確立し、地球温暖化に影響されない海藻類の作出に取り組む。
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研究成果の概要 |
NBRPバイオリソース藻類から褐藻フトモズク、イシモズクを入手し、次世代シーケンサー(Illumina MiSeqとNovaSeq)でシーケンスを行った。さらに独自手法を開発し、 Oxford Nanopore Technology minIONでのロングリードシーケンスデータの取得にも成功した。 得られたシーケンスデータを解析することにより、ドラフトゲノム配列の取得に成功した。さらに共生バクテリア由来と思われるDNA配列の取得にも成功した。また各モズク類からバクテリアの単離に取り組んだところ、少なくとも77のコロニーが得られた。これらは今後のモズク類の品種開発に有用な可能性が高いと思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム情報は今後に有用になる。単離したバクテリアの解析を続けることにより、褐藻類の成長や高温耐性メカニズムを解明し、昨今世界中で盛んな海藻類養殖のための重要な知見となる。
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