研究課題/領域番号 |
20014007
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
椙村 春彦 浜松医科大学, 医学部, 教授 (00196742)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2009年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2008年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 遺伝子多型 / 修復遺伝子 / 胃がん / 大腸がん / 肺がん / 塩基除去修復 / NTH1 / NEIL1 / がん感受性 / 相関研究 / SNP / AYA / 大腸癌 |
研究概要 |
NEIL1, NTH1, OGG1などの、2価性のDNAグリコシラーゼについて、そのヒト胃がんについての意義を検討するために以下の検討を行った。まず、ヒト胃がん組織で、その非胃がん部に比較して、NTH1の発現が変化しているかどうかを定量的PCRや免疫染色法で検討した。発現低下をしている例が一定の割合でみられ、また、細胞内の発現でも、細胞質内の発現、核の発現の両方が胃がん細胞のなかで確認された。つぎに、NTH1のpromoter部位を下流につないだluciferase活性をみることで、同定した。さらに。その部位に欠失をふくむ新多型を発見した。とくに欠失をふくむ多型は機能的にもpromoter作用に影響を与えるため、小規模な胃がんの症例対照を用いて相関を検討した。有意を論じるに足るほどの頻度がなく、さらに検討が必要と考えられた。NEIL1についても、そのpromoter部位に新たな多型を発見しその機能や胃がんにおける意義を検討中である。 1 価性のグリコシラーゼでは、MYH(MutYH)について、まだcharacterizeされていないmis-sense variantについてそのタンパクを精製することに成功し、14種について修復活性を検討した。MYH associated polyposisの原因とされているもののなかにも、8-OHGの修復活性はやや残るものもあり、種々の変異体の修復能力と、実際の体の中にできる種々のDNA付加体との関連に興味を持たれた。
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