研究課題/領域番号 |
20015031
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
許 南浩 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70142023)
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研究分担者 |
阪口 政清 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (70379840)
片岡 健 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10293317)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
2009年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2008年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | REIC / Dkk-3 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子治療 / Dkk / IL-7 / NK細胞 / 免疫 / Bip / Id / 樹状細胞 |
研究概要 |
REIC/Dkk-3発現アデノウイルスベクター(Ad-REIC)のスキルス胃癌への適用 スキルス胃癌は進行が早く腹膜やリンパ節に転移しやすい難治性のがんの一つである。現在、本がん種を標的とした有効な治療法がない。本年度では、Ad-REICのスキルス胃癌への有効性を検討する目的で、胃がん腹膜播種動物モデルを新規に開発した。Ad-REICを服腔内に投与したところ、胃がん細胞株の腹膜播種の有為な抑制が観察された。これは、Ad-REICの直接効果(がん細胞特異的細胞死誘導)とAd-REICにより誤標的された正常細胞を介した間接効果(正常細胞がIL-7を産生してNK細胞の活性化を誘導)によることが明らかとなった(論文準備中)。 Ad-REICの改良 Ad-REICによるアポトーシス誘導作用を高めるために、強力な遺伝子発現システムを独自に開発した。結果、従来のプロモーター(CAGやCMV)を用いた遺伝子発現システムに比較して顕著な遺伝子発現増強効果(各種遺伝子で、100倍から1000倍)が達成された。このシステムをAd-REICに組み込むことにより、現存のAd-REICを上回る治療効果が期待できる(論文準備中)。 分泌REIC/Dkk-3タンパク質の機能の解明 分泌型REIC/Dkk-3も免疫系を介した間接的抗腫瘍効果を示す。REIC/Dkk-3の発現組織と分泌されたREIC/Dkk-3を積極的に取り込む細胞の同定を行ったところ、分泌されたREIC/Dkk-3は末梢血単球の樹上細胞様細胞への分化・増殖を制御している可能性が示唆された。 REIC/Dkk-3ノックアウトマウスの作製 癌抑制遺伝子REIC/Dkk-3の主要ドメインであるEXON 5、6を全身性にノックアウトしたマウスの作成を行っていたが、2009年10月に、ホモノックアウトマウスの作成に成功した。
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