研究課題/領域番号 |
20015045
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
前田 浩 崇城大学, 薬学部, 教授 (90004613)
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研究分担者 |
方 軍 崇城大学, 薬学部, 講師 (20412736)
中村 秀明 崇城大学, 薬学部, 助手 (30435151)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2009年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2008年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | HSP32阻害剤 / HO-1阻害剤 / 高分子型制癌剤 / DDS / 腫瘍ターゲッティング / Znプロトポルフィリン / 新しい光化学療法 / PEG化制癌剤 / 腫瘍ターゲラィング / 腫瘍ターゲティング |
研究概要 |
(1)目的とする高分子化ZnPP(Hsp-32/HO-1の阻害剤)のPEG化ZnPP結合物およびSMA-ZnPPミセル剤を再現性よく合成することができた。とくにPEG-ZnPPの合成はZnPPにスペーサーのNH_2-CH_2CH_2-NH_2を導入して、そのアミノ基にPEGを結合させた。両者ともEPR効果を示したが、PEGの方が腫瘍組織への集積性は高かった。(2)しかし、SMA-ZnPPミセルの細胞への取り込みはPEG-ZnPPよりも4-8倍効率がよかった。(3)SMA-ZnPPミセルは細胞内に取り込まれた後は、レシチンなど細胞膜成分との接触により崩壊し、freeのZnPPを放出した。(4)PEG-ZnPPは腫瘍組織によく集積し、その後、その局所のプロテアーゼ(セリン型およびチオール型)により次第にアミド結合が切断され、freeのZnPPを放出した。(2)LED光の420nmの照射により、in vitroの食道癌細胞Kyse510、ATL細胞のMT-2、CML細胞のK562、乳癌細胞のSW30などに対し、殺細胞効果は増強された。
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