研究概要 |
文産出時の統語構造構築過程を探る視線計測実験を実施するとともに,昨年度までに実施した研究成果を学術誌に掲載した.海外から研究者を招聘して関連分野の研究に関する情報提供と意見交換を行った.具体的な活動は次の通りである.(1) 日本語の存在文を材料として「視覚世界パラダイム」を用いた文産出実験を実施し,日本心理学会全国大会(立命館大学)においてワークショップ(言語認知研究再考3「視覚世界パラダイムを用いたアイトラッキング」)を開催して研究成果が発表と情報交換を行った.(2) 日本語のアスペク情報処理に関する研究成果を認知科学(日本認知科学会学会誌)に掲載した.(3) 日本語関係節処理に関する研究成果を国際学会Tokyo Conference on Psycholinguisticsの学会誌に掲載した.(4) 米国State University of New York at BuffaloからDouglas Roland教授,University of HawaiiからAmy Schafer教授を招聘し,心理言語学セミナー(広島大学)及び国際ワークショップMental Architecture for Processing and Learning of Lanuae(九州大学)を開催して, 文処理研究に関する情報提供及び意見交換を実施した.(5) 米国University of MarylandからColin Phillips教授を招聘し,日本英語学会第27回大会(大阪大学)においてシンポジウムを開催して,研究成果の発表と情報交換を実施した.
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