研究課題/領域番号 |
20026004
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤岡 慎介 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 助教 (40372635)
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研究分担者 |
野崎 真也 琉球大学, 亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構, 助教 (00390568)
陳 延偉 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60236841)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2009年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2008年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 多開口半影カメラ / ヒューリスティック手法 / レーザー核融合 / 燃焼プラズマ / 中性子イメージング / ヒューリスティック法 / プラズマ / 中性子画像 |
研究概要 |
高速点火方式レーザー核融合反応領域を同定する新しい計測技術を開発することが、本研究の目的である。多開口半影カメラとヒューリスティック法を組み合わせることで、従来の半影カメラと比べて100倍の感度向上を目指す。今年度得られた成果を以下に記す。 (1) X線用の多開口半影カメラを製作し、ヒューリスティック手法を用いた画像再生を行った。従来法を比べてSN比が10倍以上向上することを確認した。 (2) ヒューリスティック手法の画像再生プログラムのユーザーインターフェースをグラフィカルに変更し、プログラムに不慣れな研究者にも使えるように改良を加えた。 (3) 核融合反応領域を知る上で最も有益な情報源は中性子である。ヒューリスティック法を導入することで、制限の無い開口配置が可能になり、空間を最も効率良く利用する開口配置を採用した中性子/硬X線結像用の多開口半影カメラ(結像部と検出部)を製作した。 (4) 核融合プラズマ実験に本手法を導入し、ターゲット配置やレーザー照射条件によって核融合反応領域の大きさや形状が変化することを明らかにした。 以上の成果から、本手法が核融合燃焼プラズマの診断に有益であることを示すことが出来た。本研究で開発した計測器・技術を核燃焼プラズマ実現に向けて活用していく。 加えて、京都にて開催された"The Fifth International Conference on Intelligent Information Hiding and Multimedia Signal Processing"にてプラズマ計測技術における画像処理をテーマとした"Multimedia Signal Processing for Plasma Diagnostics"と題するセッションを主催し、8件の講演を行い関係研究者との情報交換の場を提供した。
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