研究課題/領域番号 |
20029019
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
町田 昌彦 独立行政法人日本原子力研究開発機構, システム計算科学センター, 研究主幹 (60360434)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 計算物理 / 原子・分子物理 / 物性理論 / 低温物性 / シミュレーション工学 |
研究概要 |
本研究の目的は、近年、飛躍的に発展している巨視的量子ダイナミクスの研究において、更に研究進展を加速させ、新しい概念形成を目指すため、超大規模数値シミュレーション(テラフロップス及びテラバイト級の世界最大のシミュレーションを行う)による量子ダイナミクスの研究を行うことである。尚、本研究で研究を行う具体的対象は、希薄原子ガス及び超流動ヘリウムにおいて共通に現れダそのイナミクスを支配する量子渦糸の多体ダイナミクスであり、計画研究代表者(坪田誠氏)と密接に協力し、超大規模シミュレーションを地球シミュレータ及び研究機関のスパコン等で実施した。その結果、量子乱流の直接シミュレーションとしては、世界最大規模の2096の3乗グリッドでのFFTを用いた超並列シミュレーションに世界で初めて成功し、量子乱流分野にて確認すべき課題であった「量子乱流のコルモゴロフ則のサイズによらない不変性」を実際に確認する等の成果を得た。
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