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新合繊を中心とした我が国の繊維産業の技術革新に関する知識基盤化に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 20032005
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京農工大学

研究代表者

朝倉 哲郎  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (30139208)

研究分担者 中澤 靖元  東京農工大学, 工学部, 助教 (20456255)
松島 朝秀  科学博物館, 特任助教 (60533594)
研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード繊維産業 / 技術革新 / 新合繊 / 博物館
研究概要

本研究課題では、我が国の化学繊維産業に関する資料や、その開発目標の基盤となった膨大な蚕糸関連の資料を用いて、繊維産業の技術革新に関する徹底的な調査と分析を行ない、知識の基盤化を行うことを目的としている。
本年度は、本研究課題の最終年度であるため、昨年度から行ってきた、日本国内の化学繊維、天然繊維の統計的調査を引き続き行うとともに、研究代表者・研究分担者が兼務としている本学科学博物館に収蔵されている繊維関連資料の調査を開始した。
昨年度から行っているナイロン・ポリエステル繊維に関しては、データの正確性についての問題点が見られたため再度検討を行ない、時代の変化に伴う生産量と技術革新意欲を因子とした技術的イノベーションの傾向の考察を行った。ナイロン・ポリエステル繊維と生糸を比較した結果、生糸に関しては現在も工業的な生産が成されていないのが現状であったが、絹の高機能化の研究が推進されており、生糸としては生産高の大幅な増加は見込めないが、完全に淘汰される可能性は低いことが分かった。
ナイロン・ポリエステル繊維に関して、生産量では国際競争力が失われているが現状であるが、高度な製造技術と研究開発によって高機能性を持たせた差別化品種の生産と、従来品よりも良好な品質をアピールすることで、高級品分野でのシェアの確保を行っていることが、我々のデータからも明確になった。
上記の繊維統計調査と合わせて、これまでの繊維産業の発展に深く貢献した繊維機械の保存状況や使用状況に関しても調査を行ない、2件の口頭発表および1件の報告書として発表を行った。
また、本研究計画で得られたこれらの成果を、研究代表者・研究分担者が兼務としている本学博物館での一般公開に向けた準備を行った。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ナイロン繊維・ポリエステル繊維産業の技術革新と社会受容2009

    • 著者名/発表者名
      松島朝秀・中澤靖元・朝倉哲郎
    • 学会等名
      シンポジウム 日本の技術革新-領域の成果と技術革新学の確立へ向けて-
    • 発表場所
      国立科学博物館(東京)
    • 年月日
      2009-12-16
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 近代産業遺産の保存対策と現状-繊維機械の保存展示を通して-2009

    • 著者名/発表者名
      松島朝秀・中澤靖元
    • 学会等名
      文化財保存修復学会 第31回大会
    • 発表場所
      倉敷市芸文館(岡山)
    • 年月日
      2009-06-13
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 繊維開発の歴史と我が国の繊維産業の技術革新に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      中澤靖元・松島朝秀・朝倉哲郎
    • 学会等名
      シンポジウム日本の技術革新-理工系における技術革新-
    • 発表場所
      国立科学博物館
    • 年月日
      2008-12-11
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2018-03-28  

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