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アタカマ1m望遠鏡によるガンマ線バースト可視赤外モニタ

研究課題

研究課題/領域番号 20041003
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

本原 顕太郎  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (90343102)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2008年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードガンマ線バースト / モニタ / 可視光 / 赤外線
研究概要

本研究の目的は近赤外線カメラANIRに可視チャンネルを開発・付加し、それを用いて南米チリ・アタカマでガンマ線バーストの可視赤外同時フォローアップを行うことである。
可視チャンネルの開発では、必要となるダイクロイックミラー、および再結像光学系の製作をおこなった。さらに、これらを支持する機械系の設計製作、および制御系のソフトウェア開発までを12月までに完了した。
これらを実際にANIRに組み込んで、2009年1月に広島大学のかなた1.5m望遠鏡に取り付けての試験観測に成功した。これにより、可視チャンネルの性能評価、およびにダイクロイックミラーを入れることによる赤外チャンネルの性能劣化評価を行うことができた。可視チャンネルについては、結像精度に大きな問題は見られなかった。ただ、予想通り800nm付近での効率が他に比べて1/3以下と非常に低くなっていることが確認できた。これは、CCDの量子効率が低いためである。ダイクロイックミラーによる赤外チャンネルへの影響は、結増性能についてはシーイングレベル(1)では見られなかった。また、効率も10%程度低下するにとどまり、予想通りの性能が得られた。
ただ、アタカマの1m望遠鏡の立ち上げが遅れて2009年3月にずれこんだために、チリ・アタカマでの実際のガンマ線バーストのフォローアップ観測は行うことができなかった。2009年5月にアタカマ1m望遠鏡でのファーストライトを予定しており、それ以降に成果が期待できるだろう。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ANIR : Atacama near infrared camera for Paschen α imaging2008

    • 著者名/発表者名
      Motohara, Kentaro
    • 雑誌名

      Proceedings of the SPIE 7014

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] The University of Tokyo Atacama 1.0-m telescope2008

    • 著者名/発表者名
      Sako, Shigeyuki
    • 雑誌名

      Proceedings of the SPIE 7012

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 東京大学アタカマ1m望遠鏡進捗状況2009

    • 著者名/発表者名
      本原顕太郎
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2009-03-27
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] アタカマ近赤外線カメラANIRによるγ線バーストの可視赤外同時撮像フォローアップ2008

    • 著者名/発表者名
      本原顕太郎
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      岡山理科大学
    • 年月日
      2008-09-12
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kibans/anir/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2018-03-28  

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