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WR星の星風の観測によるGRB周辺環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20041010
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関独立行政法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

前田 良知  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 助教 (80342624)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードWolf-Rayet / ガンマ線バースト
研究概要

最近の研究から、Low metalicityな環境で生まれたWolf-Rayet星がガンマ線バーストの前駆星の最有力候補として注目されている。ガンマ線バーストは超新星の爆発エネルギーが爆発前に撒き散らされたWoif-Rayet windに追いつくことで外部衝撃波を立て、残光としてX線等が放射されている可能性が考えられる。またそのスペクトルはその周りを囲うWolf-Rayef windによる吸収を受ける。したがって、ガンマ線バーストの前駆星の星風の解明が、ガンマ線バーストの理解を推し進める重要な因子になっている。
我々は、はえ座θ型星のWC型の星風のアパンダンスを測定し、C/N(炭素/窒素)比が太陽組成を桁で超えることを見つけた。WC星を親星とするガンマ線バーストが発生した時には、この炭素と酸素の吸収を受けることが予想される。したがって、ガンマ線バーストの吸収構造を調べることで、その前駆星の起源が検証できることを観測的に立証した重要な観測結果であると考えている。また、この連星は周期19日の連星と思われていたが、我々の特性X線を用いたドップラー解析で周期130年以上の3番目の伴星が存在することがわかった。一例であるが、Wolf-Rayet星の連星率が高い可能性を支持する結果であり、我々が推進しているX線の分光観測がWolf-Rayet星の連星率の導出にも有効であることを示唆している。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Redshifted emission lines and radiative recombination continuum from the Wolf-Rayet binary &thetas; Muscae: evidence for a triplet system?2008

    • 著者名/発表者名
      Sugawara, Y,Tsuboi, Y., Maeda,Y.
    • 雑誌名

      Astronomy and Astrophysics 490

      ページ: 259-264

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Suzaku Cas A observation2008

    • 著者名/発表者名
      Maeda, Y
    • 学会等名
      日本-スイス/INTEGRAL-Suzaku meeting
    • 発表場所
      Sagamihara, Japan
    • 年月日
      2008-04-15
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2018-03-28  

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