研究課題/領域番号 |
20046003
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
飛田 和男 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (20133704)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ダイヤモンド鎖 / 歪み / フラストレーション / 量子化フェリ磁性 / 部分フェリ磁性 / 並進対称性の破れ / ハルデン相 / 無限回相転移 / 混合スピン / フェリ磁性 / 磁気四重極 / 側鎖 / マクロな縮退 |
研究概要 |
歪みのある混合スピンダイヤモンド鎖ハイゼンベルグモデルにおいて次の研究を行った。 1.一様な歪みの場合 A)基底状態でフラストレーション誘起フェリ磁性相とハルデン相の存在を数値対角化で示した。 B)フラストレーション誘起部分フェリ磁性状態では、密度行列繰り込み群により磁化プロファイルを調べ、量子化フェリ磁性相・部分フェリ磁性相の存在を確認した。 C)歪みのない場合に得られる厳密解に基づき部分フェリ磁性の低エネルギー有効理論を構成した。 2.交互歪みの場合 A)並進対称性が自発的に破れたハルデン相の秩序パラメータを定義し、密度行列繰り込み群を用いて、これらの相と一様なハルデン相の間の相転移のユニバーサリティクラスを明らかにした。 B)歪みが弱い場合について低エネルギーの有効理論を構成した。 3.交替歪みの場合 A)歪みのない場合と同様厳密に基底状態を構成できることを示した。 B)歪みの強いとき、並進対称性のやぶれを無限回くりかえす相転移を経て一様ハルデン相に至ることを、共形場理論やクラスター展開を用いて示した。
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