研究課題/領域番号 |
20058018
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西田 宏記 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60192689)
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研究分担者 |
熊野 岳 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (80372605)
西野 敦雄 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50343116)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2009年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2008年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | ホヤ / 胚発生 / 細胞増殖 / 細胞分裂停止 / 発生運命 / 脊索 / 筋肉 / FGF |
研究概要 |
胚発生において、細胞の発生運命と細胞分裂回数は深く関わっていることが知られているが、本研究では、細胞の発生運命の決定・細胞分化と、細胞分裂停止までの細胞分裂回数との関係を、ホヤ胚を用いて解析する。 1. 発生運命と細胞分裂回数の関係 昨年度は、脊索と神経索に関して解析を行ったが、今年度は、筋肉と間充織に関して解析した。この系ではFGFによる誘導がない場合はデフォルト運命である筋肉に分化し、FGFによる誘導を行うと間充織として発生させることができる。FGFシグナルのありとなしで細胞の運命を変更させたところ、誘導による発生運命決定が同時にその後の細胞分裂回数をも決定していることがわかった。よって、この系でも発生運命と細胞分裂回数が正確にリンクしていることがわかった。 2. キー転写因子の役割 運命決定がなされた直後から組織特異的にキー転写因子群が発現するようになる。これらの因子と発生運命の因果関係はすでに明らかとなっているが、これらの因子が細胞分裂回数を制御しているかどうかを確認した。脊索で発現が開始するBrachyury遺伝子は、脊索分化を司るキー転写因子である。受精卵に合成Brachyury mRNAを注入したあと、64細胞期に目的の割球を胚から単離し部分胚として発生させた。すると、神経索や内胚葉割球も脊索同様に64細胞期以降3回で細胞分裂を停止するようになることがわかった。よって、Brachyury遺伝子は脊索の分化だけではなく細胞分裂回数のコントロールにも機能を果たしていることが示された。
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