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Myb転写因子による植物の発生依存的な細胞増殖制御

研究課題

研究課題/領域番号 20061013
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 正樹  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (10242851)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2008年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード細胞周期 / サイトキネシス / 転写制御 / 植物 / 細胞増殖 / シロイヌナズナ
研究概要

発生ステージに依存した細胞増殖制御に、G2/M期遺伝子群の転写を制御することが知られるRIR2R3-Mybがどのように関与しているのかを解析した。シロイヌナズナには3種類のR1R2R3-Mybが存在しており、このうちA-type Mybは転写活性化因子として、C-type Mybは転写抑制因子として働くことがわかっている。
1. A-typeMybによる転写活性化とC-type Mybによる転写抑制を発生の時間軸に位置づけるため、遺伝子破壊株における標的G2/M期遺伝子の発現パターンを解析した。この結果、A-type Mybは細胞分裂活性の高い若い組織においてG2/M期遺伝子の転写を活性化すること、C-type Mybは逆に発生の進んだ組織においてG2/M期遺伝子の発現を抑制していることが明らかになった。また、A-type Myb自身が発生の進んだ組織においてC-type Mybによる転写抑制を受けていることから、発生の進行に伴いC-type Mybの働きが強まると、それにより転写活性化因子であるA-type Mybの発現が抑制され、G2/M期遺伝子の発現抑制状態が安定に維持されるという仮説が考えられた。
2. A-type Mybと同様な働きを持つ転写活性化因子が、シロイヌナズナに存在することが示唆されている。このような因子を同定するため、A-type Myb変異体に見られるサイトキネシスの異常を促進するエンハンサー変異体を単離した。候補となる変異株が少なくとも3株得られたので、今後原因遺伝子を同定する予定である。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Preferential up-regulation of G2/M phase-specific genes by overexpression of the hyperactive form of NtmybA2 lacing itsnegative regulation domain in tobacco BY-2 cells.2009

    • 著者名/発表者名
      Kato, K
    • 雑誌名

      Plant Physiology 149

      ページ: 1945-1957

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] RIR2R3-Myb転写活性化因子を過剰発現するタバコBY2細胞のトランスクリプトーム解析2009

    • 著者名/発表者名
      加藤貴一
    • 学会等名
      第50回日本植物生理学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2009-03-22
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] シロイヌナズナの発生過程におけるG2/M期遺伝子の転写制御2008

    • 著者名/発表者名
      小林耕介
    • 学会等名
      日本植物学会第72会大会
    • 発表場所
      高知
    • 年月日
      2008-09-25
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~bunka/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2018-03-28  

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