スクイーズド光を利用した第３世代レーザー干渉計重力波検出器

• 研究課題/領域番号: 20200046
• 研究種目: 新学術領域研究(研究課題提案型)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理; 応用光学・量子光工学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 坪野 公夫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10125271)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 33,280千円 (直接経費: 25,600千円、間接経費: 7,680千円); 2010年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円); 2009年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円); 2008年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
• キーワード: 重力波 / スクイーズド光 / レーザー干渉計 / 量子光学 / 宇宙物理

研究概要

非線形光学結晶を用いた2次の非線形光学効果を用いたスクイーズド真空場生成装置を開発し、8dBのスクイージングに成功した。そしてプロトタイプ重力波検出器を設置し、生成したスクイーズド真空場を入射することにより、スクイーズド真空場を用いた重力波検出器の散射雑音の低減に初めて成功した。

研究成果

• [雑誌論文] First Observational Upper Limit on Gravitational Wave Backgrounds at 0.2 Hz with a Torsion-Bar Antenna (2011)
  • 著者名/発表者名: Koji Ishidoshiro, Masaki Ando, Akiteru Takamori, Hirotaka Takahashi, Kenshi Okada, Nobuyuki Matsumoto, Wataru Kokuyama, Nobuyuki Kanda, Yoichi Aso, and Kimio Tsubono
  • 雑誌名: Phys. Rev. Lett. 巻: 106 ページ: 161101-161101
• [雑誌論文] Torsion-Bar Antenna for Low-Frequency Gravitational-Wave Observations (2010)
  • 著者名/発表者名: Masaki Ando, Koji Ishidoshiro, Kazuhiro Yamamoto, Kent Yagi, Wataru Kokuyama, Kimio Tsubono, and Akiteru Takamori
  • 雑誌名: Phys. Rev. Lett. 巻: 105 ページ: 161101-161101
• [雑誌論文] Gravitational-wave detector realized by a superconductor (2010)
  • 著者名/発表者名: K.Ishidoshiro
  • 雑誌名: Physica C 巻: 470 ページ: 1841-1844
  • 査読あり
• [雑誌論文] DECIGO pathfinder (2009)
  • 著者名/発表者名: Masaki Ando
  • 雑誌名: Class.Quantum Grav. 巻: 26 ページ: 184013-184013
  • 査読あり
• [雑誌論文] Control system for the seismic attenuation system (SAS) in TAMA300 (2008)
  • 著者名/発表者名: K Agatsuma
  • 雑誌名: Journal of Physics : Conference Series 122 ページ: 12013-12013
  • 査読あり
• [雑誌論文] Operational status of TAMA300 with the Seismic Attenuation System (SAS) (2008)
  • 著者名/発表者名: R Takahashi
  • 雑誌名: Class.Quantum Grav. 25 ページ: 114036-114036
  • 査読あり
• [雑誌論文] Stabilization of Laser Intensity and Frequency Using Optical Fiber (2008)
  • 著者名/発表者名: Kakeru Takahashi
  • 雑誌名: Journal of Physics : Conference Series 122 ページ: 12016-12016
  • 査読あり
• [学会発表] 力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 VI (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 三宮
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 V (2011)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 青森
• [学会発表] The production of a squeezed state for LCGT (2011)
  • 著者名/発表者名: Nobuyuki Matsumoto, Kakeru Takahashi, Yoichi Aso, Kimio Tsubono, Genta Masada, Akira Furusawa
  • 学会等名: Amaldi9
  • 発表場所: Wales
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 IV (2011)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 新潟
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験IV (2011)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之
  • 学会等名: 日本物理学会2011年年次大会
  • 発表場所: (web発表)
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験II (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之
  • 学会等名: 日本物理学会 第65回年次大会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2010-03-22
• [学会発表] 量子光学的手法を用いた重力波検出器の感度向上実験II (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋走
  • 学会等名: 日本物理学会 第65回年次大会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2010-03-22
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 III (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 北九州
• [学会発表] 量子光学的手法を用いた重力波検出器の感度向上実験 II (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋走, 松本伸之, 麻生洋一, 坪野公夫, 政田元太, 古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 II (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験III (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之
  • 学会等名: 日本物理学会2010年秋季大会
  • 発表場所: 九州工大、北九州
• [学会発表] 光ファイバーを用いたレザー光源の強度・周波数安定化VI (2009)
  • 著者名/発表者名: 高橋走
  • 学会等名: 日本物理学会2009年年次大会
  • 発表場所: 立教大学、池袋
  • 年月日: 2009-03-30
• [学会発表] 量子光学的手法を用いた重力波検出器の感度向上実験 I (2009)
  • 著者名/発表者名: 高橋走, 松本伸之, 麻生洋一, 坪野公夫, 政田元太, 古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 兵庫
• [学会発表] 重力波検出器の感度向上に向けたスクイーズド光の生成実験 I (2009)
  • 著者名/発表者名: 松本伸之、高橋走、麻生洋一、坪野公夫、政田元太、古澤明
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 兵庫
• [備考]
  • URL: https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/index.php/SqueezingExp
• [備考]
  • URL: https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/index.php?SqueezingExp