研究課題/領域番号 |
20246116
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上田 渉 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (20143654)
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研究分担者 |
竹口 竜弥 北海道大学, 触媒化学研究, ンター・准教授 (30227011)
定金 正洋 広島大学, 工学研究科, 准教授 (10342792)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2010年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2009年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2008年度: 23,660千円 (直接経費: 18,200千円、間接経費: 5,460千円)
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キーワード | 金属酸化物 / 酸素八面体配位 / モレキュラーシーブ / 小分子吸着 / 結晶構造 / 無機材料合成 / 酸化一還元特性 / 触媒反応 / 酸化-還元特性 |
研究概要 |
酸素四面体構造が縮合した金属酸化物は多様な結晶性多孔材料群を造る。本研究はこれらと異なり酸素八面体構造を基本にした新しいミクロ細孔物質群を生み出すことを目的とする。また、その物質化学と特徴を活かした触媒反応を展開した。結晶性のミクロ細孔構造を有する新規なMo-V-O酸化物の合成にユニット法により成功したことを受け、5族(V,Nb,Ta)、6族(Mo,W)の元素との組み合わせへと発展させた。部分結晶性ではあるがミクロ細孔性を有するMo-V-O酸化物類縁物質の合成に成功した。これらは固体酸触媒として優れた性能を有し、また水が存在する系で有効であった。W-Ta-Oは光触媒機能を示した。Mo-V-O酸化物のミクロ細孔特性を詳細に検討し、このものは還元を受けると金属酸素結合が伸張し、ミクロ細孔径が減少することを見出した。ミクロ細孔径は物質の酸化・還元状態で制御でき、触媒反応する小アルカン分子のサイズに適合したときに初めて高い触媒活性が発現する効果が示唆された。
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