研究課題/領域番号 |
20247035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
井上 芳光 大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (70144566)
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研究分担者 |
古賀 俊策 神戸芸術工科大学, デザイン学部, 教授 (50125712)
近藤 徳彦 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70215458)
上田 博之 大阪信愛女学院短期大学, 看護学科, 教授 (00203448)
石指 宏通 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50260807)
芝崎 学 奈良女子大学, 生活環境学部, 准教授 (00314526)
近江 雅人 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60273645)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
46,150千円 (直接経費: 35,500千円、間接経費: 10,650千円)
2010年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2009年度: 16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2008年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
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キーワード | 環境適応能 / 全身的協関 / 高齢者 / 体温調節 / 発汗 / 循環調節 / 汗腺機能 / 皮膚温冷覚閾値 / 季節差 / 最大酸素摂取量 / 脱酸素化量 / 皮膚血管収縮機能 / 起立耐性 / 筋酸素利用能 / 時間分解・近赤外分光装置 / 血栓形成 / イオントフォレーシス法 / アセチルコリン / 直接刺激性発汗 / 軸索反射性発汗 / 運動鍛錬者 / 運動非鍛錬者 / 性差 / 運動トレーニング |
研究概要 |
ヒトの環境適応能の老化機序を解明するため,全身協関的視点から検討した結果,以下のことが示された.体温調節機序は男女とも,入力系→効果器系→出力系→中枢系の順序で老化し,下肢の汗腺機能は下腿が大腿より,下肢の後面が前面より早期に老化する.老化に伴い非温熱性要因の複合的入力に対する反応が小さくなる.若年者でみられた熱放散反応の性差は老化によって小さくなる.高齢者の汗腺機能の夏へ向けての亢進が若年者より遅延し,また,暑熱下の起立耐性に影響する皮膚血流量調節の関与は高齢者では小さく,夏季における高齢者の血栓形成は若年者より促進される.体温調節機序の入力系や出力系に対して老化遅延策は見出せなかったが,効果器系では運動習慣の確立が有効である.
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