研究課題/領域番号 |
20248007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 独立行政法人農業生物資源研究所 |
研究代表者 |
今野 浩太郎 独立行政法人農業生物資源研究所, 加害・耐虫機構研究ユニット, 主任研究員 (00355744)
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連携研究者 |
平山 力 独立行政法人農業生物資源研究所, 昆虫機能研究開発ユニット, 主任研究員 (90370676)
安部 洋 独立行政法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 専任研究員 (90360479)
小野 裕嗣 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所・状態分析ユニット, ユニット長 (90353995)
竹中 真紀子 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所・製造工学ユニット, 主任研究員 (60353968)
光原 一朗 独立行政法人農業生物資源研究所, 植物-微生物間相互作用研究ユニット, 上級研究員 (80370683)
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研究協力者 |
太田 英司 独立行政法人農業生物資源研究所, 加害・耐虫機構研究ユニット, 特別研究員
和佐野 直也 独立行政法人農業生物資源研究所, 昆虫-昆虫・植物間相互作用研究ユニット, 特別研究員 (00469850)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
46,930千円 (直接経費: 36,100千円、間接経費: 10,830千円)
2011年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2010年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2009年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2008年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | 植物乳液・滲出液 / 耐虫性タンパク質・物質 / クワ科植物 / ウリ科植物 / MLX56 / BPLP / 鱗翅目幼虫 / 植物-昆虫間相互作用 / 植物乳液 / ウリ科植物篩管滲出液 / トウガンBenincasa hispida / 耐虫性タンパク質 / クワ耐虫性タンパク質 / 囲食膜 / 植物被食防衛 / 滲出液 / 耐虫性2次代謝物質 / 耐虫防御タンパク質 / Phenanthroindolizidine alkaloid (PIA) / クワ乳液耐虫性タンパク質MLX56 / 植物乳液(Plant latex) / イチジク属(Ficus spp.) / オオバイヌビワ(Ficus septica / Antofine / Phenanthroindolizidine alkaloid(PIA) / Cysteine protease / 植物-昆虫間相互作用(Plant-Herbivore Interaction) / 植物被食防衛(Plant defense) / クワ / イチジク属植物 / アルカロイド / プロテアーゼ |
研究概要 |
クワ科植物・イチジク属植物の乳液の耐虫性物質は同一科・属中の植物間でも非常に多様であることが判明した。同じイチジク属植物でも耐虫性物質としてcysteine proteaseを持つものとphenanthroindolizidine alkalois(PIA)を持つものがあった。乳液同様に茎から滲出するウリ科篩管液も耐虫性を担っていることが明らかになりトウガン篩管滲出液から顕著な耐虫性を示す新規タンパク質であるBPLPの精製と遺伝子をクローニングに成功した。クワ乳液から発見されたキチン結合性耐虫性タンパク質MLX56は昆虫の囲食膜の生成が阻害された状態では耐虫性を発現しないことが判明し、MLX56が囲食膜を昆虫にとって有害な構造に変化させて対虫性を発現していることが示された。MLX56をagroinfiltrationの手法で遺伝子を導入させた植物は鱗翅目幼虫に耐虫性を示し、MLX56遺伝子・タンパク質を用いた耐虫性植物育種の可能性が示された。
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