研究課題/領域番号 |
20248020
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川井 秀一 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (00135609)
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研究分担者 |
梅澤 俊明 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (80151926)
杉山 淳司 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (40183842)
矢野 浩之 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (80192392)
梅村 研二 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (70378909)
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連携研究者 |
伊東 隆夫 京都大学, 名誉教授 (70027168)
矢野 健一郎 東京芸術大学, 奈良古美術施設, 講師 (60401486)
窪寺 茂 奈良文化財研究所, 室長 (00393372)
光谷 拓実 奈良文化財研究所, 名誉研究員 (90099961)
今村 峯雄 国立歴史民俗博物館, 名誉教授 (10011701)
坂本 稔 国立歴史民俗博物館, 准教授 (60270401)
栗本 康司 秋田県立大学, 木材高度加工研究所, 准教授 (60279510)
清水 重敦 奈良文化財研究所, 研究員 (40321624)
大河内 隆之 奈良文化財研究所, 研究員 (50372181)
横山 操 , 日本学術振興会・特別研究員PD
反町 始 京都大学, 生存圏研究所, 技術職員 (10437270)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
36,270千円 (直接経費: 27,900千円、間接経費: 8,370千円)
2010年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2009年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2008年度: 20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円)
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キーワード | 木彫文化財 / 歴史的建築物 / 古材 / 熱処理 / 経年変化 / 木材 / 文化財 / 保存修復 / 木材科学 / 材質評価 / 歴史的建造物 / データベース |
研究概要 |
本研究は、国宝・重要文化財指定建造物の保存修理事業において生じる取替え古材を、木質科学、文化財保存修復学、美術史/建築史の知見を総合して学術資産として系統立てて調査・収集・保存し、経年による材質評価を行い、データベースを作成すると共に、国際的な共同研究ネットワークを構築することを目的としたものである。このため、財団法人美術院、文化庁、並びに奈良文化財研究所との覚え書きをもとに、木彫文化財の修理修復時に樹種同定等の科学調査に参画し、組織的に材監として試料を保存管理し、飛鳥から現代にいたる古材を400点以上収集・保存管理し、その一部をデータベース化した。収集した古材(ヒノキ材)を年輪年代学的手法ならびに放射性炭素年代法(ウィグルマッチ法)による材形成年代を同定し、ヒノキ材の経年に伴う材質変化を明らかかにしたうえで、その色変化について反応速度論的解析を行い、熱処理材との比較検討により色変化が緩やかな熱酸化反応であることを示した。国際共同ネットワークの構築に向けて、海外での関連シンポジウムに参加・研究発表を行い、これら一連の研究の総括として国際シンポジウムWood Culture and Science Kyoto 2011(WCSK2011)を企画運営し、成功させた。
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