研究課題/領域番号 |
20300091
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 英敬 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)
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研究分担者 |
吉見 俊哉 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40201040)
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連携研究者 |
原 弘之 明治学院大学, 国際関係学部, 准教授 (30350276)
水島 久光 東海大学, 文学部, 教授 (30366075)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2008年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 記号学 / 情報学 / 情報記号論 / ハイパーメディア / テレビ研究 / メディア研究 / 人文系情報学 / アーカイブ / 記号論 / メディア論 / コンテンツ分析 / 認知テクノロジー / アーカイブ研究 / 記号論音 / メディア論鮎 / 認知テクノロジ炉 |
研究概要 |
本研究では、IT環境上に批評プラットフォーム「Critical PLATEAU」の制作を行うことで大規模なテレビ番組アーカイブと結びついた実証研究を行い、テレビ・コンテンツの「意味批判の知」(=「批評の知」)を構造化してアーカイブ学と結びつけ、テレビ番組デジタル・アーカイブの理想的な構想と構築のための「情報の組織化」に役立てる研究である。情報技術(IT)が生み出すセミオーシス(記号過程)を認識論的モーメントとして学問体系に組み込むことをめざす<情報記号論Information Semiotics>の新しい展開であり、その成果は次の三つの次元からなる。 (1)情報記号論にもとづく「テレビ・アーカイブ学」の定式化 フーコーの「知のアーカイブ学」の枠組みを情報記号論の基礎理論に適用して、情報記号論にもとづく「テレビ・アーカイブ学」の理論パラダイムを生み出す研究が行われた。テレビ記号論に、「通時態的研究」への道が開かれた。 (2)TVアーカイブ分析のための批評プラットフォーム「Critical PLATEAU」の制作 1)ハイパーメディア型理論事典「テレビ分析の知恵の樹」、2)映像分析アノテーション・ツール「Lignes de temps」、3)トピックマップ技術による概念ネットワーク共有システム「知のコンシェルジェ」をテレビ・コンテンツ分析のための「批評の道具(Critical Devices)」と位置づけ、これらをモジュールとしたIT上の統合的な分析環境である批評プラットフォーム「Critical PLATEAU」を設計し制作した。 (3)TV放送アーカイブと結びついたTV分析の実証研究 この批評プラットフォーム「Critical PLATEAU」を使用してフランスINAおよびNHKアーカイブスの協力のもとに、ドキュメンタリー番組を対象にアーカイブ番組分析の実証研究を行った。
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