研究課題/領域番号 |
20320011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
岩田 孝 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80176552)
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研究分担者 |
杉木 恒彦 早稲田大学, 国際教養学術院, 非常勤講師 (40422349)
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研究協力者 |
ALEXIS Sanderson オックスフォード大学, All Souls College, Oriental Studies
HELMUT Krasser オーストリア科学アカデミー, 南アジア文化精神史研究所, 所長
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 瑜伽行派無形相知識論 / 聖言 / 世間承認 / 瑜伽行有形相唯識説 / 形相の顕現 / 相違決定因 / 多様即一なる知識 / 聖言(aptavaca) / 無形相唯識説 / 極微批判 / 世間上の認知(pratiti) / 世間上の承認(prasiddhi) |
研究概要 |
サハジャヴァジュラ(11世紀)の仏教の哲学綱要書『定説集成』での瑜伽行派の無形相知識論の節についての梵文校訂テキストと和訳注を作成し、この定説の論理的思考方法が法称やシャーンタラクシタなどの見解に遡ることを示した。更に、この教理の分析の基礎として法称の『知識論決択』の主張命題の定義の節を解読した。この文脈では、聖言と世間での承認(prasiddhi)は、それらに反対する主張を否定する根拠と見なされる。しかし、聖言等は常に妥当であるわけではない。同書の分析に基づき、聖言と承認がどのような条件の下で妥当となり得るのかを示した。
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