研究課題/領域番号 |
20320097
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
|
研究機関 | 長崎純心大学 |
研究代表者 |
宮坂 正英 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (00269101)
|
研究分担者 |
久留島 浩 国立歴史民俗博物館, 教授 (30161772)
青山 宏夫 国立歴史民俗博物館, 教授 (00167222)
日高 薫 国立歴史民俗博物館, 教授 (80230944)
|
連携研究者 |
小林 淳一 東京都江戸東京博物館, 副館長
松井 洋子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00181686)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2010年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2008年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | シーボルト / シーボルト・コレクション / ブランデンシュタイン家文書 / 日欧文化交渉史 / ブランデンシュタイン / 日欧文化交流史 / 日本展示 / 教育学 / 外国語教育 / 教育工学 / 教材 / コーパス / 日本博物館 |
研究概要 |
本研究は、ヨーロッパ各地の博物館、大学、図書館ならびに末裔宅に所蔵されるシーボルト関係文書並びにシーボルトが日本滞在中に収集した日本産業・生活文化資料を横断的に調査・研究し、シーボルトがヨーロッパでどのような構想をもとに日本を紹介しようと試みたのか、その一端を復元的に研究しようする試みであった。今回の調査でミュンヘン国立民族学博物館にシーボルトが死の直前まで行っていた日本展示の構成を具体的に示す目録が発見され、これをもとに展示品を抽出した。その結果、シーボルトの日本紹介は従来の美術・工芸を中心とした日本紹介と異なり、日本の産業とその産業に従事する日本人の生活文化の紹介に主眼が置かれていることが分かった。このことから、シーボルトが意図した日本紹介は、独自の発想にる異民族およびその文化の理解の方法に基づいて行われていることが分かり、今後シーボルトの民族学的な思想を解明する手がかりを得ることができた。 また、本研究を通じて、ヨーロッパ各地の関係諸機関に分散して所蔵されているシーボルト関係資料を横断的に調査・研究する方法が必要不可欠であることが認識された。このためには、画像付きデジタル・データベースの共有化が最適であるため、最初の試みとして、ミュンヘン国立民族学博物館所蔵のシーボルト・コレクションおよびシーボルトの末裔フォン・ブランデンシュタイン家所蔵のシーボルト関係文書の画像付きデジタル・データベースの構築を開始した。
|