研究課題/領域番号 |
20330103
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
蘭 信三 上智大学, 外国語学部, 教授 (30159503)
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研究分担者 |
外村 大 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (40277801)
野入 直美 (野人 直美) 琉球大学, 法文学部, 准教授 (90264465)
松浦 雄介 熊本大学, 文学部, 准教授 (10363516)
上田 貴子 (上田 孝子) 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (00411653)
坂部 晶子 島根県立大学, 国際関係学部, 准教授 (60433372)
高野 和良 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (20275431)
高畑 幸 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (50382007)
飯島 真里子 (飯島 真理子) 上智大学, 外国語学部, 准教授 (10453614)
花井 みわ 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (70578476)
竹野 学 北海商科大学, 商学部, 准教授 (00360892)
福本 拓 三重大学, 人文学部, 研究員 (50456810)
大久保 明男 首都大学東京, 教養課程, 准教授 (10341942)
倉石 一郎 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (10345316)
山本 かほり 愛知県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (30295571)
田村 将人 北海道開拓記念館, 学芸員 (60414140)
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連携研究者 |
田村 将人 北海道開拓記念館, 学芸員 (60414140)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2010年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2009年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 人口移動 / 社会統合 / 日本帝国の崩壊 / 引揚げ / 国境線の変更 / 送還 / 密航 / 戦後東アジア地域の再編 / 戦後東アジアの再編 / 日本帝国崩壊 / アメリカの極東戦略 / 東アジアの戦後体制の構築 / 国境線の引き直し |
研究概要 |
本研究の成果は以下のようである。まず、(1)第二次世界大戦後の東アジアにおけるひとの移動は日本帝国崩壊によって策定された新たな国境線によって引揚げ、送還、残留、定着という大規模な人口移動と社会統合がなされたことを明らかにした。しかし、(2)例えば日韓間の「密航」や中国朝鮮族居住地域と北部朝鮮間の移動のように、冷戦体制が整うまでは依然として残る個々人の戦前期の生活戦略による移動というミクロな側面も継続されていたことを明らかにした。そして、(3)帝国崩壊後も中国に残留した日本人の帰国のように、それは単純に「遅れた帰国」という戦後処理(コロニアリズム)の文脈だけではなく、日中双方における冷戦体制崩壊後のグローバル化の進行という文脈、という二つのモメントに規定されていたことを明らかにした。
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