研究課題/領域番号 |
20330188
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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研究分担者 |
大塚 雄作 (天塚 雄作) 京都大学, 高等教育推進センター, 教授 (00160549)
三尾 忠男 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20219596)
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (60322856)
小宮山 潔子 国士舘大学, 文学部, 教授 (80225581)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 名誉教授 (10033896)
杉本 孝作 四国学院大学, 社会福祉学部, 教授 (30154488)
橋本 優花里 福山大学, 人間文化学部, 准教授 (70346469)
鈴木 慶子 長崎大学, 教育学部, 教授 (40264189)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 高等教育 / 大学の授業 / 卒業期の能力保証 / 授業改善 / FD / 大学教育 / 卒業時の能力保証 / 納得感 / 教育 / 学士力 / 学生参加型授業 |
研究概要 |
高等教育のユニバーサル化が進む中で、大学教育の実質化が問われている。つまり、各大学が理念や目標をどのように達成していくか、そして、卒業生の能力をいかに保証していくかが大きな課題となっている。このために、FDや学生による授業評価などを活用した授業改善への試みが進められている。これらは、教員の意識改善には有効であると考えている。しかし、問題はその次の段階である。卒業期の能力保証を行うためには、教員一人一人が卒業時の学生像を共有し、有効な授業の開発を行わなければならない。本研究においては、全ての大学で育成すべき学生像を、「課題を自らのものと捉え、考え、討論し解決していく能力を持った学生」と認識し、様々な授業の中でどのようにその能力を育成していくかを実証的に追究したいと考えた。大学には様々な分野があり、多様な授業が行われている。本研究の分担者は、それぞれの授業の中で、テーマに掲げた能力の形成に向けた授業を積み重ねてきた。1年目の実践、2年目の実践の中で、どの分野の授業であっても、学生たちが自ら積極的に授業に参加しなければ、その目標は達成されないことがわかった。実践を分析する中で、この積極的に参加する原動力は、彼ら自身の納得感ではなかろうかという結論に達した。そして、この納得感をどのように得させるかをそれぞれの授業実践の中で追究し、教員と学生との信頼感の醸成や細やかなコミュニケーションの日常化が不可欠であるとの結論に達した。
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