研究課題/領域番号 |
20340041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 靖 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90183053)
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研究分担者 |
佐々木 伸 首都大学東京, 理工学研究科, 助教 (80262260)
北山 哲 東邦大学, 理学部, 教授 (00339201)
吉川 耕司 筑波大学, 数理物質科学研究科, 講師 (70451672)
山崎 典子 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 准教授 (20254146)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2011年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 宇宙論 / X 線天文学 / ダークバリオン / 流体シミュレーション / ハッブル定数 / X線天文学 / 宇宙物理学 / 銀河団 / 軟X線分光 |
研究概要 |
宇宙論的数値シミュレーションを用いて、宇宙のダークバリオンの有力な候補であるWHIM(Warm-Hot Intergalactic Medium)の検出可能性を詳細に議論した。我々の解析結果は、日米蘭の宇宙ミッションORIGINの提案に重要な役割を果たしたが、残念ながら採択にはいたらなかった。しかし、これはJAXAの次期小型衛星ミッション公募プログラムに、DIOS(Diffuse Intergalactic Oxygen Surveyor)衛星計画として再提案される予定である。これに加えて、銀河団ガスの詳細なモデル化を行い、従来無視されていた銀河団ガス密度と温度の非一様性に関する統計モデルを構築し、それを実際の観測データによって検証した。さらにこのモデルが銀河団を用いたハッブル定数の測定に与える系統誤差を指摘した。最後に、広く用いられている静水圧平衡の仮定の正当性を数値シミュレーションデータを用いて検証し、その仮定の下で得られる質量が真の質量に比べて約2割程度のずれを示す事を見いだした。
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