研究課題/領域番号 |
20340146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 東邦大学 (2009-2011) 独立行政法人海洋研究開発機構 (2008) |
研究代表者 |
山口 耕生 東邦大学, 理学部, 准教授 (00359209)
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研究分担者 |
加藤 泰浩 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40221882)
鈴木 勝彦 海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センタ-, グループリーダー (70251329)
清川 昌一 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (50335999)
根建 心具 鹿児島大学, 理学部, 教授 (10107849)
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連携研究者 |
奈良岡 浩 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (20198386)
伊藤 孝 茨城大学, 教育学部, 教授 (10272098)
池原 実 高知大学, 海洋コア総合研究センター, 准教授 (90335919)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2009年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2008年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 太古代 / 堆積岩 / チャート / 縞状鉄鉱層 / 黒色頁岩 / 安定同位体 / 微量元素 / 同位体 / 微生物 |
研究概要 |
豪北西部ピルバラ地域で採取された、約34.6億年前のチャートと約32億年前のチャート/BIF(縞状鉄鉱層)および黒色頁岩の陸上掘削試料を用いて、堆積当時の海洋環境および微生物活動を制約する研究を行い、以下の成果が得られた。約34.6億年のチャート試料中の主要元素とREE存在量から海底熱水活動由来の鉄が深海で酸化された事、ケイ酸塩成分の酸素同位体組成からは堆積環境の温度は極めて高かった事、海水-熱水混合モデルからは当時の深海の溶存酸素は64μg/kg(現在の量の1%)以上だった事、がわかった。約32億年前のBIFデータからも同様の結果が得られた。約32億年前の黒色頁岩の研究では、微生物による脱窒があった事、主にバクテリアからなる光合成主体の微生物活動が盛んだった事、局所的に嫌気的な深海では硫酸還元が行われていた事、等がわかった。太古代中期の海洋は、全般的に酸化的であるが局所的に嫌気層が発達する現代の海洋とほぼ同様な構造を持っていた事がわかった。
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