研究課題/領域番号 |
20360042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
奥 隆之 独立行政法人日本原子力研究開発機構, JーPARCセンター, 研究副主幹 (10301748)
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研究分担者 |
篠原 武尚 独立行政法人日本原子力研究開発機構, JーPARCセンター, 研究員 (90425629)
鈴木 淳市 独立行政法人日本原子力研究開発機構, JーPARCセンター, 研究主幹 (40354899)
岩瀬 裕希 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門中性子産業利用研究ユニット, 任期付研究員 (70391266)
小泉 智 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 研究主幹 (00343898)
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連携研究者 |
猪野 隆 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所中性子科学研究系, 講師 (10301722)
武藤 豪 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所中性子科学研究系, 講師 (90249904)
清水 裕彦 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所中性子科学研究系, 教授 (50249900)
横山 淳 茨城大学, 理学部, 准教授 (70361285)
西原 美一 茨城大学, 理学部, 教授 (70282275)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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キーワード | 放射線 / 偏極中性子 / 中性子散乱 / 中性子小角散乱 / 中性子集光 / 中性子 / 中性子スピン偏極デバイス |
研究概要 |
本研究では,偏極中性子ビームの高効率利用を目的として,中性子の磁気モーメントと磁場との電磁相互作用を利用して,中性子を偏極させるとともに集光する新概念(四極および六極磁場の利用)に基づく中性子高偏極・集光システムの開発を行う.このシステムは,非常に良質な偏極集光中性子ビームを必要とする集光型偏極中性子小角散乱実験で有用である.本研究では,JRR-3のC3-1-2-1ポートにおいて,本課題で製作した大口径四極磁石を用いた中性子ビーム実験を行い,高偏極中性子ビームの発生に成功した.さらに,2台の六極磁石型中性子集光用磁気レンズと組み合わせて,パルス中性子を偏極・集光するための磁気複合光学システムを構築した.この磁気複合光学システムを用いてパルス中性子ビームの偏極・集光実験を行った結果,波長帯域幅0.2nm のパルス偏極中性子ビームの集光に成功した.本課題で開発した中性子高偏極・集光システムは,J-PARC のパルス中性子小角散乱装置の入射光学系として採用されることが決定し,現在,実機の建設が進んでいる.
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