配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2008年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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研究概要 |
非定常噴霧の基本的データである粒径を,スペックルキラー・超望遠拡大レンズ系を通じて大判フィルム上に撮影して測定した結果,1)噴霧周縁部のみならず噴霧軸付近においても世界最小の精度5[μm]で粒径測定が可能である.2)噴霧内大規模渦構造の可視化が可能である.3)大規模渦外縁部には大粒径,渦内部には小粒径の液滴が分布する.事などが判明した.また,二重露光法によって液滴速度の検出が可能になった.尚,粒径測定にはレーザホログラフィ法適用を試みたが,再生画像を得る際のフィルタの選択に問題が有り,今後の課題である. 三次元数値予測に関しては,既存の非定常噴霧用コードKIVAにLarge Eddy Simulation (LES)を組込み,適切な分裂および燃焼モデルを採用して計算を実施した結果,1)実験結果に現れる大規模渦構造の再現が可能である.2)蒸発時の噴霧内混合分率,燃焼火炎内の温度・熱発生率の分布が得られた.3)熱発生率経過では,予混合的燃焼期間の傾向は実験結果がほぼ予測可能であるが,拡散的燃焼期間についてはなお改善の余地がある.等の結果が得られた.
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