研究課題/領域番号 |
20360288
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
早稲田 嘉夫 東北大学, 多元物質科学研究所, 教育研究支援者 (00006058)
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研究分担者 |
鈴木 茂 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (40143028)
篠田 弘造 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (10311549)
藤枝 俊 東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (60551893)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2010年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2009年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2008年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | リン酸鉄リチウム / 酸化還元 / 構造解析 / X線吸収分光法 / X線構造解析 / X線吸収分光 / 原子配列 / 化学状熊解析 / 化学状態解析 / オキシ水酸化鉄 |
研究概要 |
リチウムイオン電池用正極材の候補として、オリビン型LiFePO_4が注目されている。しかし、その電気化学的特性と構造変化との関係等については不明な点が多い。本研究では液相法と比較的低温の固相反応法を組み合わせてLiFePO_4粒子を合成し、その充放電特性やFeの化学状態等について検討した。LiFePO_4中のFeの化学状態は、放射光によるFe K吸収端のX線吸収スペクトルのその場測定により、繰り返し充放電特性とFeの化学状態とが相関をもつことを明らかにした。また、ポリオール法で合成したLiFePO_4粒子の構造や充放電特性に及ぼす還元性雰囲気下における熱処理の効果等についても調べ、適切な熱処理により試料のX線回折ピーク位置の変化が確認され、格子歪の緩和が起こることを示唆する結果が得られた。熱処理により充放電容量も増大し、適切な熱処理が試料特性を向上させるのに有効であることを明らかにした。
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