研究課題/領域番号 |
20360310
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
細田 秀樹 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (10251620)
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研究分担者 |
稲邑 朋也 東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (60361771)
若島 健司 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (70016799)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2009年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2008年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | インテリジェント材料 / 安全・安心材料 / 組織制御 |
研究概要 |
βチタン基超弾性合金は生体用機能性材料として注目されているが,超弾性変形と競合する塑性変形(永久変形)を十分に抑制する組織制御法が確立されていないため,超弾性変形が不完全であるという問題がある.本研究では,脆性をもたらすので通常は避けるべきω相をα相(強化相)の微細析出サイトとして利用する熱処理法を考案した.Ti-Mo-X(X=Al,Mn)において773K(ω相微細析出)→1023K(α相がω相を起点に微細析出)→1123K(ω相のみ消去)の多段階熱処理によって800MPa近い強度と完全な形状回復が得られることを明らかにした.また四段階目に373K程度での低温熱処理を施すことでさらなる強度・破断歪の増加が可能なことも明らかにした.
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