研究課題/領域番号 |
20370008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
嶋田 正和 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40178950)
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連携研究者 |
柴尾 晴信 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教 (90401207)
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研究協力者 |
石井 弓美子 国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2010年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2009年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2008年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 個体群動態 / 3者宿主-寄生蜂実験系 / 学習 / 記憶 / アズキゾウムシ / ヨツモンマメゾウムシ / ゾウムシコガネコバチ / 生物種の多様性維持 / 寄生蜂の学習行動 / 寄生蜂と宿主2種の3者実験系 / スイッチング捕食 / 条件づけ / 3者系の持続性 / 交代振動 / 記憶と学習 / limitted attention / 交替振動 / 長期累代実験系 / 行動 / 制限された注視 / 触角電図 / マメゾウムシ科 |
研究概要 |
マメゾウムシ2種と寄生蜂ゾウムシコガネコバチを用いた3者実験系を対象に、その学習行動と個体群動態を解析した。寄生蜂不在の2種競争系では、ヨツモンマメゾウムシがアズキゾウムシを20週程度で消滅させた。しかし寄生蜂の存在下では、寄生蜂が宿主2種の頻度を学習して寄生する宿主を代えることで、宿主2種が交代振動を繰り返して80週まで長続きした。昆虫の学習と記憶を介した選択行動は、自然界でも繁殖の適応戦略と個体群動態を介して多様性維持に影響を与える可能性がある。
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