研究課題
基盤研究(B)
生体膜を構成するホスファチジルイノシトール(PI)は特徴的な構造を持つことが知られており、その大部分はsn-1位にステアリン酸、sn-2位にアラキドン酸を有する。本研究では、線虫遺伝学とリピドミクスを組み合わせることにより、PIの脂肪酸組成を規定する脂肪酸転移酵素としてLYCAT/ACL-10(sn-1位にステアリン酸を導入)およびLPIAT1/MBOA-7(sn-2位にアラキドン酸を導入)を同定した。さらにこれらの欠損個体を解析することで、PIの有する特徴的な脂肪酸組成の生物学的意義を明らかにした。
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