研究課題/領域番号 |
20370050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
多賀谷 光男 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (30179569)
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研究分担者 |
原田 彰宏 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40251441)
有光 なぎさ 東京薬科大学, 生命科学部, 助教 (40408688)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
2010年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2009年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2008年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 膜輸送と輸送タンパク質 / 組織・細胞 / 小胞体 / 蛋白質 / 膜輸送 |
研究概要 |
小胞体からの順行輸送は、ゴルジ体からの逆行輸送によって相補されており、両者の輸送のバランスは厳密にコントロールされている。逆行輸送については今まで解明が進んでいなかったが、申請者は小胞体に存在するSNARE(syntaxin18:Syn18)を同定し、このタンパク質が逆行輸送における膜融合に関与することを見いだした。Syn18は他のSNARE(BNIP1、p31、Sec22b)および膜表在性タンパク質であるZW10、RINT-1、NAGと複合体を形成している。本研究によって以下のことが明らかとなった。(1)NAGはそのN 末端領域でp31 のN 末端領域と結合し、C 末端領域でZW10-RINT-1と結合している。NAGは逆行輸送を仲介する輸送小胞の小胞体への繋留に関与する。(2)ノックアウトマウスの解析から、p31遺伝子は細胞の生存に必須であることが判明した。p31 の欠損は小胞体ストレスを誘起してアポトーシスを導く。(3)Syn18は小胞体構造の維持に関与し、それには逆行輸送も何らかの関係をしている。(4)逆行輸送を介して膜タンパク質の小胞体局在維持に関与するRer1は、動物細胞では小胞体-ゴルジ体中間区画に存在し、その形成に関与する。
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