研究課題
基盤研究(B)
動物の卵では受精時に細胞質のCa^<2+>濃度が一過的に上昇するが、Ca^<2+>の卵賦活における機能的役割については不明な点が多い。本研究では、無尾両生類アフリカツメガエルの卵抽出液の無細胞系、単離表層を用いて、(i)停止した減数分裂周期の再開におけるカルシニューリン(CaN)の基質、(ii) Ca^<2+>依存的な卵表層の賦活収縮の制御機構の2点について検討した。その結果、分裂期停止の解除をもたらすサイクリンBタンパク質分解の誘起にはErp1およびCdc20の脱リン酸化が関与することが示唆された。また、卵表層の構成タンパク質を卵成熟前後、賦活前後で比較し、卵成熟期にアニリンが量的に増加しリン酸化されることが判明した。この成果は、卵表層の生化学的解析への道を拓くものでもある。
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http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/index2.html