研究課題/領域番号 |
20380161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
本道 栄一 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30271745)
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研究分担者 |
木曾 康郎 (木會 康郎) 山口大学, 農学部, 教授 (10142374)
水上 洋一 山口大学, 総合科学実験センター, 教授 (80274158)
吉国 通庸 九州大学, 農学研究員, 教授 (50210662)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2010年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2008年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | LIF,胚着床 / 脱落膜化 / スペーシング / 胚着床 / 白血病阻止因子 / Agrin-アセチルコリン系 / 着床阻害試験 / オルファクトメジン / マウス / 発現プロファイル |
研究概要 |
本研究では、項目を3つにわけて胚着床の分子機構の解明を目指した。胚着床は、胚が子宮内膜に接着する前後で生物現象が大きく二つに分けられる。接着前で最も大切な現象は、胚の子宮内でのスペーシングであり、接着後は子宮内膜の炎症反応を伴う組織のリモデリングである。この二つの仕組みを検討すると同時に、発見された分子経路を抑制することによる着床阻害試験の確立を行った。スペーシングに関しては、胚が卵管に存在する時期にはすでに重力方向の胚着床予定部位は決定されていることを明らかにし、子宮内膜のリモデリングに関しては、LIFによるプロジェステロン経路の制御、神経筋接合部で必須の役割を担うAgrin-アセチルコリン受容体経路の重要性について明らかにした。また、抗体を用いて分子経路を特異的に阻害する非常に簡便な方法の開発を行った。これらにより、今後の胚着床の研究が迅速かつ大幅に発展することが期待される。
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