配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2010年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2009年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2008年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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研究概要 |
我々はすでに、2種類のプリオン遺伝子欠損マウス(I型、Zur Iマウス、II型Riknマウス)の骨髄細胞を用いてマクロファージの株化に成功し、数クローンを維持した。したがって株化されたマクロファージ細胞を用いて、マクロファージの機能を検索するとともに、病原体の増殖能を検討した。 Iwamaru,Y.:Journal of Virology 81:1524-1527,2007の論文によると、Rikn型プリオン遺伝子欠損マウス由来ミクログリア株にChandler株や様々なスクレイピー株を感染させても何ら病原体の増殖が見られないという。 ハムスターPrP遺伝子をプリオン遺伝子欠損マクロファージに導入して、再導入細胞株を得る。この細胞に263Kプリオン病原体を感染させ、プリオン増殖のシグナルが得られるかを検討する。陽性対照としては263K株を接種したハムスター脳乳剤を用いた。 病原体増殖のシグナルが、ウエスタンブロッティングにより見られたものにおいて、細胞乳剤のハムスター脳内接種を行った。この際、培養細胞で12回継代したものを用いた。さらに、通常のハムスター継代263K株との差異を観察した。その結果一部の動物において発症が見られた。
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