研究課題
基盤研究(B)
中枢神経の損傷後の軸索伸長・分枝はほとんど無い。その最も大きな要因は再生阻害因子の誘導である。代表的な阻害因子として今注目されているのがコンドロイチン硫酸である。私たちは本研究で、コンドロイチン硫酸と同等に主役を演じる因子としてケラタン硫酸を見出した。これらの阻害能を得るためにはプロテオグリカンの全てのコンポーネント(ケラタン硫酸、コンドロイチン硫酸、コアタンパク質)が必要であった。これらのデータは、コアタンパク質によって適切にケラタン硫酸、コンドロイチン硫酸がプレゼンテーションされることが重要で、それを神経細胞上の受容体が読み取る機構があることを強く示唆する。
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