研究課題/領域番号 |
20390160
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笹栗 俊之 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30261209)
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研究分担者 |
高橋 富美 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教 (50274436)
松村 潔 九州大学, 病院, 助教 (70285469)
三輪 宜一 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教 (60346773)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2010年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2009年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2008年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 硝酸薬 / ニトログリセリン / 二硝酸イソソルビド / 狭心症 / 血管拡張 / 2型アルデヒド脱水素酵素 / 遺伝子多型 / ゲノム薬理学 / 薬理遺伝学 / 硝酸イソソルビド |
研究概要 |
ニトログリセリン(GTN)の活性化に2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)が関与するとされているが、487番アミノ酸の1塩基多型によりALDH2活性には著しい個人差がある(^*1/^*1:高活性、^*1/^*2:低活性、^*2/^*2:無活性)。この多型がGTNの血管拡張効果に及 ぼす影響を解明するとともに二硝酸イソソルビド(ISDN)と比較するため、GTN またはISDNを投与し、上腕動脈径を連続測定するクロスオーバー試験を実施した。GTN投与後の最大拡張率 には遺伝子型による差はなかったが、拡張に要した時間は^*1/^*1に比べて^*1/^*2と^*2/^*2では有意に長かった。一方ISDN では遺伝子型による差はなかった。また、^*1/^*1と^*1/^*2ではISDNよりGTNの方が速く拡張させたが、^*2/^*2では速度に差はなかった。以上より、^*1/^*2と^*2/^*2ではGTNによる血管拡張が有意に遅れること、^*2/^*2ではGTNとISDN の効果に差がないことがわかった。
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