研究課題/領域番号 |
20390166
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
登 勉 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60106995)
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研究分担者 |
中谷 中 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (80237304)
高尾 仁二 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30263007)
白石 泰三 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30162762)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2010年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2009年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | MTA酵素欠損 / プリン代謝 / 免疫組織染色 / 選択的化学療法 / DNAメチル化 / MTAP / 抗ヒトMTAPモノクローナル抗体 / FACS解析 / 急性Tリンパ性白血 / 治療選択遺伝子検査 / CYP3A5 / 脱メチル化剤 / メチル化 / 遺伝子発現抑制 / MTAP欠損 / モノクローナル抗体 / 分子標的治療 / エピトープマッピング |
研究概要 |
核酸代謝とメチオニン代謝に関係するMethylthioadenosine phosphoryalse (MTAP)の異常(酵素欠損)は、多くの癌で高頻度に認められる。 本研究では、MTAPタンパクの有無を診断する方法が遺伝子欠失診断より有用であることを証明した。MTAP酵素欠損とDNAメチル化の検討では、MTAP陰性細胞ではDNAメチル化が促進されることを確認し、発癌過程におけるepigenetic mechanismにMTAP酵素欠損も関与している可能性を新たに見出した。白血病におけるMTAP酵素欠損の診断法としてFACS analysisによる方法を開発した。これらの研究成果は、MTAP酵素欠損を分子標的とする選択的化学療法の実現に向かって大きなステップとなり、近い将来にはCompanion diagnosticsとして完成することが期待される。
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