配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2010年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2009年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2008年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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研究概要 |
本研究は,脳活動とそれを支える脳循環代謝システムの連動について,げっ歯類を用いて,その局所原理と全体像を,異なる時空間スケールで統合的に理解することを目的とした。(1)微視的時空間スケール:二光子顕微鏡を用いて, sulforhodamine 101を腹腔内に投与,大脳皮質の蛍光観察を行った。投与後の観察時間を調節することで,脳局所微小循環と,神経活動-微小循環の連動に重要な役割を果たすグリア細胞の両者を描出することが可能であった。(2)巨視的時空間スケール:急性/慢性の頭蓋窓を作製し,神経活動と微小循環の活動を計測・描出した。その結果,両者の連動は,皮質プロセスに依存して多様なパターンを示していた。この多様で非線形的な関係の統合的理解には,局所電場電位の時間スペクトル構造の解析と高周波数成分(ガンマ周波数帯域)の適用が有効であった。
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