研究課題/領域番号 |
20390272
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
宮本 敏浩 九州大学, 大学病院・血液腫瘍内科, 講師 (70343324)
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研究分担者 |
赤司 浩一 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80380385)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2010年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2009年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2008年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 急性骨髄性白血病 / 白血病幹細胞 / MCL-1 / FLT-3 / アポトーシス / 白血病斡細胞 |
研究概要 |
抗アポトーシス蛋白BCL-2ファミリーの1つであるMCL-1は造血系に特異的に機能し,MCL-1が造血幹細胞の生存維持に重要な役割を担っている.我々はMCL-1の急性骨髄性白血病(AML)発症に関する役割について検討した.AML 幹細胞分画でMCL-1が高発現しており,AML幹細胞の生存を保証していると考えられた.さらにMCL-1の発現を制御する伝達経路が破綻するFLT3遺伝子変異を,AML幹細胞が獲得すると,正常のFLT3シグナルと異なったSTAT5 を介した活性化経路を通して,MCL-1発現を刺激し,より細胞生存を強化させることが示された.この経路を直接標的とすることでFLT3-ITD AML幹細胞の根絶に有効であることが示された.MCL-1が正常および白血病幹細胞を制御する分子メカニズムを詳細に解析することで,MCL-1を標的とした新たな治療法の開発に繋げることが可能である.
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