研究課題
基盤研究(B)
【目的】肝細胞増殖因子(HGF)の特異的な受容体である、c-Metは、腫瘍や虚血性疾患の治療薬開発の重要な標的として注目されている。細胞表面のc-Metを画像化することにより、腫瘍では、悪性度診断や治療方針決定に、虚血性疾患では、治療薬の効果的な投与部位の決定に有益な情報となりうると考え、c-Metを標的とする分子イメージング剤の開発を目指した。【方法】プローブの基本構造は、HGFのα鎖N末端側のヘパリン結合部位を含む配列の73aaのポリペプチド(HGF(11-83))であり、この^<125>Iおよび^<123>I標識体を評価に用いた。【結果/考察】標識プローブは、ヘパリン結合活性およびc-Met結合活性を保持していることが、ヘパリンカラム法およびc-Met発現癌細胞を用いたin vitro評価で確認された。c-Met発現癌細胞移植ゼノグラフトモデルにて標識プローブの腫瘍への高い集積が観察された。また、心筋虚血モデルでは、c-Metの発現が亢進しているとされる梗塞境界領域への集積が観察された。本プローブは、腫瘍および虚血性疾患のc-Metの発現を非侵襲的にイメージングできることから、臨床診断や治療的モニタリングに有用であり、c-Metを標的とする薬剤や治療法の開発促進に貢献できると思われる。
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