研究課題/領域番号 |
20390383
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 淳 京都大学, 再生医科学研究所, 准教授 (10270779)
|
研究分担者 |
橋本 信夫 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40135570)
高橋 良輔 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90216771)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
2010年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2009年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2008年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
|
キーワード | 実験脳外科学 / ES細胞 / 神経分化 / 細胞移植 / 炎症 |
研究概要 |
本研究の達成目標はES細胞移植臨床応用のためにホスト脳環境を至適化することにあり、以下のような目標を定めた。(1)IL-6シグナルがES細胞由来神経幹細胞の分化に与える影響を明らかにする。(2)抗原抗体反応の側副経路を修飾することにより、ホストの免疫寛容状態を誘導する。(3)慢性炎症が移植細胞に与える影響を明らかにする。 マウスES細胞由来神経幹細胞の脳内移植時において、抗IL-6受容体抗体の局所同時投与(1)やCTLA-4Igの全身投与(2)によって炎症反応が抑制され移植細胞の神経分化が促進されることを明らかにした。また、低用量テルミサルタン投与によってマウス慢性脳低灌流モデルにおける脳組織障害が軽減されることを明らかにした(3)。 これらの成果は、幹細胞移植治療において移植細胞の性質のみならずホスト脳の環境も移植細胞の生着や分化に重要な働きをしていることを意味し、今後の細胞移植治療の発展に寄与するものと考えられる。
|