研究課題/領域番号 |
20390468
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
斎藤 一郎 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
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研究分担者 |
美島 健二 鶴見大学, 歯学部, 准教授 (50275343)
井上 裕子 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
山田 浩之 鶴見大学, 歯学部, 講師 (90267542)
小原 久実 鶴見大学, 歯学部, 助教 (70454163)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2010年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2009年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2008年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 口腔病理学 / 唾液分泌障害 / 酸化ストレス / クラステリン / 唾液分泌 |
研究概要 |
クラステリンは細胞内および培養上清中に認められ、細胞内に局在するクラステリンはH_2O_2添加による活性酸素種(ROS)の発現及び細胞死を抑制したが、培養上清中やリコンビナント蛋白の添加では抑制されなかった。またクラステリンは細胞内に蓄積する酸化産物も抑制した。クラステリンを組み込んだアデノウィルスを感染させたside population(SP)細胞を放射線照射マウスへ移入したが、このマウスでの唾液分泌障害は回復しなかった。しかしながら、クラステリンを組み込んだレンチウィルスを感染したSP細胞を同様に放射線照射マウスへ移入すると唾液分泌量の回復が認められたが、クラステリンノックアウトマウスやクラステリンshRNAを遺伝子導入したSP細胞を移入しても唾液分泌の回復は認められなかった。これらの事から、クラステリンは酸化ストレスから防御する作用を持つことにより、放射線照射による唾液分泌低下を改善した可能性が示唆された。
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