研究課題/領域番号 |
20390511
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
瀬尾 憲司 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40242440)
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研究分担者 |
藤原 直士 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70181419)
前田 健康 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40183941)
弦巻 立 新潟大学, 医歯学系, 助教 (10345522)
塚田 博子 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30464019)
田中 裕 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (50323978)
吉川 博之 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20547575)
倉田 行伸 新潟大学, 医歯学系, 助教 (20464018)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2008年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 歯科麻酔学 / GABAA receptor / muscimol / BDNF / Glia / trigeminal / subnucleus caudalis / nociception / membrane potential / γ2 subunit / PRIP-1 / PRIP-2 / double knock out / GABAA受容体 / γサブユニット / 三叉神経 / 侵害刺激 / MAC / 吸入麻酔薬 / イソフルラン / 逃避反射 |
研究概要 |
1.PRIP-1,PRIP-2遺伝子がノックアウトされているダブルノックアウト(DKO)マウスの脊髄後角の免疫組織的分析では、GABAA受容体γ2サブユニットは消失していたが、α1とβ3サブユニットは増加していた。GABAA受容体を活性化すイソフルランのMACはDKOマウスの方が有意に低かった(Student t-test,p<0.001)。これは逃避反射の抑制にはGABA_A受容体γ2サブユニットは影響しないことを示唆する。 2.延髄スライス標本で三叉神経脊髄路核尾側亜核では、GABAA受容体agonistであるmuscimolの潅流はWildとDKOの両方で興奮の伝搬と細胞内カルシウム濃度変化を抑制しなかった。 3.BDNFに浸漬してmuscimolの還流下でtractを電気刺激すると興奮伝搬の領域はmuscimol灌流による影響鵜を受けることが多かった。 以上より、延髄後角におけるGABAA作動性の介在ニューロンは、何らかの刺激により放出されたグリア由来のBDNFがそれらのニューロンを介して興奮伝搬に影響を及ぼしている可能性があると考えられた。
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