研究課題/領域番号 |
20390523
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
丹根 一夫 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30159032)
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研究分担者 |
谷本 幸太郎 広島大学, 病院, 講師 (20322240)
田中 伸明 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (90397969)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2010年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2009年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2008年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | Superficial zone protein / 下顎頭 / 軟骨 / 成長因子 / サイトカイン |
研究概要 |
顎関節において、重要な潤滑物資であるSZPの発現調節機構が明らかとなった。すなわち、SZPは下顎頭の表層軟骨において、他の各層の軟骨に比較して高発現していた。また、炎症性サイトカインIL-1βにより、その発現は抑制されることから、炎症下での顎関節では、SZPによる潤滑能の低下が生じ、軟骨破壊へとつながる可能性が明らかとなった。一方、滑液中の潤滑物質であるヒアルロン酸は、関節への機械的負荷により低分子化する。その際に、IL-1βの働きにより、低分子ヒアルロン酸の発現亢進が生じるとともに、ヒアルロン酸分解酵素の発現亢進が生じることが明らかとなり、ヒアルロン酸低分子化のメカニズムの一部が示された。さらに、低分子ヒアルロン酸が滑膜細胞表面レセプターを介して作用し、SZPの発現に影響を及ぼすことも明らかとなった。
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