研究課題/領域番号 |
20404003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
菅原 正孝 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (60026119)
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研究分担者 |
尾崎 博明 大阪産業大学, 工学部, 教授 (40135520)
濱崎 竜英 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (50340617)
藤川 陽子 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (90178145)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2010年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2008年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 砒素 / 鉄 / 鉄バクテリア / 水処理 / 地下水 / ベトナム / ネパール / 浄化実験 / 鉄バクテリア法 / マンガン / アンモニア / 除去 / ハノイ / アジア |
研究概要 |
ベトナム・ハノイにおいて2009年11月より鉄バクテリア生物ろ過法による井水中砒素および鉄浄化のパイロット試験を開始した。原水平均水質は鉄9.6mg/L,全砒素59μg/L、また、全砒素の90%が亜砒酸と還元的な条件であった。装置は現地において製作加工し、通水速度100から620m/dayで運転を行ってきた。当初、連続通水条件で運転していたが地下水位低下のため途中から1時間通水・3時間停止の間歇通水方式に切り替えた。約1年間の運転期間中の砒素の平均除去率は87.4±6.3%となった。この成績は日本国内におけるパイロット試験結果よりも良好で、その理由としては砒素に対して鉄の濃度が高いことが考えられた。無薬注で低コストの鉄バク法がベトナムで十分適用なことを証明したと言える。
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