研究課題/領域番号 |
20500057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
神戸 尚志 近畿大学, 理工学部, 教授 (70368281)
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研究分担者 |
谷本 浩一 近畿大学, 理工学部, 助手 (70257971)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メモリアクセス / レジスタ化 / アーキテクチャ設計自動化 / C言語設計 / メモリアクセスのパイプライン化 / データ格納のパイプライン化 / オンチップ配列化 |
研究概要 |
システムLSIにおいてハードウエア部が直接メモリアクセスする場合が多く、その高速化が極めて重要である。ハードウエアからのアクセスの場合、データアクセス方法に沿ってより小規模なメモリ構造を考える。本研究では、この点に注目し、ハードウエアにおけるメモリアクセス方法に即した3種類のアーキテクチャ自動最適化手法(単変数に対するレジスタ化、オンチップへのデータ格納のパイプライン化手法を提案し、これらを統合したメモリアクセスアーキテクチャを大語彙連続音声認識回路、DCT回路、相関値計算回路などに適用し、その有効性を確認した。 音声認識におけるビタビ探索回路にレジスタ化を施すことにより処理速度は約12.06%向上し、回路規模は微増にとどまった。同じビタビ探索回路にデータ格納のパイプライン化により処理速度は約16.7%向上した。JPEGエンコーダで用いられるDCT演算と粒子追跡技術で用いられる相関値計算に対しては、パイプライン化により各々31.41%、7.14%の高速化を得た。レジスタ化とパイプライン化を統合した手法をビタビ探索回路に適用した結果,処理速度は約28.78%向上した.これらの成果を国際学会1件及び国内学会1件発表した。
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