語彙獲得過程における単語の分節化・認知・語形変化の包括的学習モデルの構築

• 研究課題/領域番号: 20500237
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 認知科学
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 牧岡 省吾 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (60264785)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 認知科学 / 実験系心理学 / 語彙獲得 / ニューラルネット

研究概要

幼児は,生活環境の中で養育者の発話を聞いているだけで,文を単語に分節化し,単語の意味を獲得する.本研究では,とくに分節化の過程に注目し,ニューラルネットワークによるモデル化を行った.従来の研究では分節化学習と単語の聴覚的認知過程は別々にモデル化されていたが,本研究では,幼児への発話例から単語への分節化を自動的に学習し,かつ単語の聴覚的認知過程に関する心理実験の結果と整合するモデルを構築した.

研究成果

• [雑誌論文] A self-organizing learning account of number-form synaesthesia (2009)
  • 著者名/発表者名: Makioka, S.
  • 雑誌名: Cognition 112 ページ: 397-414
  • 査読あり
• [雑誌論文] Japanese Mental Syllabary and Effects of Mora, Syllable, Bi-mora and Word Frequencies on Japanese Speech Production (2009)
  • 著者名/発表者名: OTamaoka, K., Makioka. S.
  • 雑誌名: Language and Speech 52 ページ: 79-112
  • 査読あり
• [雑誌論文] A self-organizing learning account of number-form synaesthesia (2009)
  • 著者名/発表者名: Makioka, S.
  • 雑誌名: Cognition(31st Annual Meeting of the Cognitive Science Society) 112 ページ: 397-414
  • 査読あり
• [雑誌論文] Japanese Mental Syllabary and Effects of Mora, Syllable, Bi-mora and Word Frequencies on Japanese Speech Production. (2009)
  • 著者名/発表者名: K. Tamaoka & S. Makioka
  • 雑誌名: Language and Speech 52 ページ: 79-112
  • 査読あり
• [学会発表] The temporal dynamics of the intention-superiority effect (2011)
  • 著者名/発表者名: Utsumi, K., Saito, S., Makioka S.
  • 学会等名: The 9th Tsukuba International Conference of Memory
  • 発表場所: Gakushuin Univ
  • 年月日: 2011-03-07
• [学会発表] The temporal dynamics of the intention-superiority effect (2011)
  • 著者名/発表者名: Utsumi, K., Saito, S., Makioka, S.
  • 学会等名: The 9th Tsukuba International Conference of Memory
  • 発表場所: 学習院大学
  • 年月日: 2011-03-07
• [学会発表] フラッシュサプレッションを用いた両眼視野闘争下での正立文字と倒立文字の処理 (2010)
  • 著者名/発表者名: 城戸楓・牧岡省吾
  • 学会等名: 日本心理学会第74回大会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2010-09-21
• [学会発表] フラッシュサプレッションを用いた両眼視野闘争下での文字情報の処理過程 (2010)
  • 著者名/発表者名: 城戸楓・牧岡省吾
  • 学会等名: 日本認知科学会第27回大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] 予定実行の前後における展望的記憶の活性状態に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 内海健太・牧岡省吾
  • 学会等名: 日本認知科学会第27回大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] 数の空間配置に関する共感覚の生成メカニズム (2009)
  • 著者名/発表者名: 牧岡省吾
  • 学会等名: 日本認知科学会第26回大会
  • 発表場所: 慶應義塾大学
  • 年月日: 2009-09-12
• [学会発表] 文の分節化と単語認知の包括的学習モデル (2009)
  • 著者名/発表者名: 牧岡省吾
  • 学会等名: 日本心理学会第73回大会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-08-26
• [学会発表] A neural network model of lexical segmentation and recognition (2009)
  • 著者名/発表者名: 牧岡省吾
  • 学会等名: CogSci 2009 (31st Annual Meeting of the Cognitive Science Society)
  • 発表場所: VU University, Amsterdam
  • 年月日: 2009-07-30
• [学会発表] A neural network model of lexical segmentation and recognition (2009)
  • 著者名/発表者名: Makioka, S.
  • 学会等名: CogSci 2009
  • 発表場所: VU University, Amsterdam
  • 年月日: 2009-07-30
• [学会発表] 数に関する共感覚とその形成過程に関するシミュレーション (2008)
  • 著者名/発表者名: 牧岡 省吾
  • 学会等名: 日本心理学会第72回大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2008-09-19
• [学会発表] 単語の分節化と認知過程に関する教師なし学習モデル (2008)
  • 著者名/発表者名: 牧岡省吾
  • 学会等名: 日本認知科学会第25回大会
  • 発表場所: 同志社大学
  • 年月日: 2008-09-06
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.hs.osakafu-u.ac.jp/~makioka
• [備考]
  • URL: http://www.hs.osakafu-u.ac.jp/~makioka